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書籍をHP・LPで活用する方法

書籍を出版しても、ホームページに書影を1枚載せるだけで終わっていないでしょうか。せっかく本を出しても、Web上での見せ方や導線設計が弱いと、信頼形成や問い合わせ獲得にはつながりにくくなります。

特に企業出版やブランディング出版は、本そのものを売ることよりも、本を通じて見込み顧客に理解してもらい、相談や資料請求、面談などの行動につなげることが重要です。つまり、出版した書籍を「実績」として並べるだけではなく、HPやLPの中でどのような役割を持たせるかまで考える必要があります。

ホームページは、会社やサービスを総合的に理解してもらう場です。一方、LPは特定のサービスやオファーに対して行動を促す場です。同じ書籍でも、この2つでは使い方が変わります。

このページでは、書籍をホームページやLPで活用する方法を、信頼形成・サービス理解・問い合わせ導線の観点から解説します。

目次

なぜ書籍はHP・LPで活用すると効果が高いのか

HP・LPでは伝えきれない情報を補える

ホームページやLPでは、どうしても限られたスペースの中で、要点を絞ってサービスや会社の特徴を伝える必要があります。そのため、「何をしている会社か」は伝えられても、「なぜその支援をしているのか」「どういう考え方で提案しているのか」「どんな視点で課題を見ているのか」までは十分に伝わらないことがあります。

書籍は、その不足を補いやすい媒体です。一冊を通じて背景、思想、専門性、判断軸まで整理して伝えられるため、Webページでは伝えきれない深い理解につながります。

特に無形サービスでは、この“深さ”が重要です。サービス内容だけでは差が見えにくい業種ほど、書籍があることで「この会社は何を大切にしているのか」が伝わりやすくなります。

書籍があると「この人に任せてもよい理由」が伝わりやすい

見込み顧客は、単に「サービス内容が良さそうか」だけでなく、「この会社やこの人に相談してよいか」も見ています。とくに、士業、コンサル、医療、BtoB支援のような高関与商材では、この判断が重要です。

書籍があると、実績や肩書きだけではなく、考え方の一貫性を見せやすくなります。何を問題と捉え、どう整理し、どのような価値を提供しようとしているのかまで伝えられるため、「この人に任せてもよい理由」が補強されます。

これは、YouTubeと書籍、信頼獲得にはどちらが向いている?で整理した「動画は親しみ、書籍は納得感に強い」という考え方ともつながっています。すでに動画やSNSで認知を取れている場合は、書籍をHPやLPに載せることで、より深い信頼形成につなげやすくなります。

出版実績はWeb上の信頼補強として使いやすい

出版実績は、Web上で使いやすい信頼材料でもあります。書影、タイトル、著者名、出版社名などは、訪問者が一目で理解しやすく、「この分野について本を出している人なのだな」と認識してもらいやすいからです。

もちろん、出版しただけで自動的に問い合わせが増えるわけではありません。ただし、初見の訪問者に対して「専門家として一定の発信をしている人」「テーマを体系立てて語れる人」という印象を持ってもらいやすくなるのは確かです。

書籍をHPで活用する主な方法

トップページで「出版実績あり」を見せる

もっともシンプルなのは、トップページで出版実績を見せる方法です。ファーストビュー付近、またはその少し下に書影やタイトルを配置し、「このテーマで書籍を出版しています」と端的に示すだけでも、初見の訪問者に与える印象は変わります。

ここで重要なのは、単に書影を並べるだけで終わらせないことです。たとえば、どんなテーマの本なのか、どんな読者に向けた本なのか、自社のどのサービスと関係があるのかを短く添えることで、単なる実績ではなく、理解促進の導線になります。

代表プロフィールページに書籍を掲載する

書籍と特に相性がよいのが、代表プロフィールページです。代表者の経歴や実績、考え方を紹介するページに書籍があると、その人物の専門性や思想に厚みが出ます。

特に、代表者自身が前面に立つビジネスでは有効です。士業、コンサルタント、研修講師、クリニック院長などは、「どんな人なのか」が選ばれる理由になることが多いため、プロフィールと書籍の相性がよいのです。

代表の考え方を軸に信頼形成したい場合は、単に本を紹介するだけでなく、「この本で伝えたかったこと」「このテーマに取り組んでいる理由」まで添えると、より人となりが伝わります。

サービスページに関連書籍を置く

書籍は、サービスページでも活かせます。たとえば、相続支援、顧問契約、採用支援、経営コンサルティングなどのページで、そのサービスに関連する書籍を紹介する方法です。

このときの書籍の役割は、サービス説明の補助線です。ページ本体では簡潔に伝えつつ、「もっと背景や考え方を知りたい方へ」として書籍を置くことで、理解を深めたい読者に追加情報を渡せます。

これは、出版しても売れないと意味がない?と不安に感じる方にも重要な考え方です。書籍は単体の販売成果だけで評価するのではなく、Webページ上でサービス理解を深める材料として使うことで価値を発揮します。

お客様の声・導入事例と組み合わせる

書籍だけを見せると、「理論は立派だが実務はどうなのか」と思われることがあります。そのため、お客様の声や導入事例と組み合わせるのも有効です。

たとえば、「この考え方を本で伝えており、実際にこうした支援事例があります」という流れで見せると、理論と実践がつながります。

書籍で思想や専門性を伝え、事例で実務能力を見せる。この組み合わせは、無形サービスの信頼形成に非常に相性がよいといえるでしょう。

書籍をLPで活用する主な方法

ファーストビュー付近で信頼要素として入れる

LPでは、最初の数秒で「このページは信頼できそうか」を判断されやすくなります。そのため、ファーストビュー付近に書籍情報を入れるのは有効です。

たとえば、「このテーマで書籍を出版した専門家が監修」「著者として出版実績あり」といった形で見せれば、初見の訪問者に対して信頼の土台をつくりやすくなります。

ただし、主役はあくまでオファーです。書籍を前面に出しすぎて、何のページなのか分からなくならないように注意が必要です。

オファーの根拠として使う

LPでの書籍活用は、「この提案には根拠がある」と示す使い方とも相性がよいです。たとえば、サービスの提案内容が単なる営業トークではなく、書籍化するほど整理された知見に基づいていることを見せられます。

これは特に、高単価商材や高関与サービスで有効です。読者は「その場しのぎの提案ではないか」「本当に体系的な知見があるのか」を無意識に見ているため、書籍がオファーの裏付けになります。

CTA直前で不安解消要素として使う

LPでは、CTA直前の不安解消も重要です。サービス内容を読んでも、申込ボタンの前で迷う人は多くいます。そのタイミングで書籍情報を置くと、最後の後押しになることがあります。

たとえば、「詳しい考え方は書籍でも解説しています」「このテーマについて一冊にまとめた著者がご相談を受けています」といった見せ方は、申し込み前の安心感につながりやすいでしょう。

書籍プレゼント・資料請求導線として使う

場合によっては、書籍そのものをオファーに使うこともできます。たとえば、無料相談の申込特典として書籍を案内したり、資料請求の代わりに書籍やその一部を使ったりする方法です。

この発想は、書籍を資料請求やホワイトペーパー代わりに使う方法とも近い考え方です。見込み客に「まず読んでもらう」ことを目的にするなら、LP上での書籍プレゼントや抜粋DLは、有力な選択肢になり得ます。

HP・LPで書籍を活かす具体的な導線パターン

書籍→問い合わせ導線

もっとも基本的なのは、書籍を問い合わせにつなげる導線です。書籍紹介ページやサービスページの中で本を紹介し、その流れで相談CTAへ進めます。

このときは、「本を読んで関心を持った方へ」「同様のテーマでお悩みの方はご相談ください」という形で、読後の次の行動を自然に示すことが大切です。

書籍→資料請求導線

書籍は、資料請求導線とも相性があります。たとえば、本の一部要約や抜粋を見せたうえで、「続きは資料請求で」「詳細な解説資料はこちら」とつなぐ方法です。

ホワイトペーパーほど事務的ではなく、書籍ベースのコンテンツは信頼感を出しやすいため、無形商材との相性がよいでしょう。

書籍→セミナー申込導線

セミナーや講演を行っている場合は、書籍と組み合わせると相乗効果が出やすくなります。「この本の内容をテーマにセミナー開催」「著者が直接解説する勉強会」という見せ方をすると、セミナー申込の納得感が高まりやすくなります。

書籍→代表理解→サービス理解の導線

とくに代表者ビジネスでは、書籍 → 代表の考え方理解 → サービス理解という流れが有効です。

読者は、本を通じてまず「この人は何を大切にしているのか」を理解し、その後にサービス内容を見ることで、単なる機能比較ではなく、価値観込みで検討しやすくなります。

HP・LPで書籍を活用するときの注意点

書影を置くだけでは成果につながりにくい

もっとも多い失敗は、書影だけを置いて満足してしまうことです。本が何についての本なのか、誰向けなのか、どう役立つのかが書かれていなければ、訪問者には意味が伝わりません。

書籍の話ばかりでサービス導線が弱いと逆効果

本の紹介に力を入れすぎると、「本の宣伝ページ」に見えてしまうことがあります。HPやLPで大事なのは、本の先にどんなサービスや相談機会があるのかを示すことです。

書籍とサービス内容がずれているとCVしにくい

本のテーマとサービス内容がずれていると、読者は混乱します。興味を持ってくれたとしても、「結局この会社は何をしてくれるのか」が分からなくなり、CVにつながりにくくなります。

情報を載せすぎると逆に離脱しやすい

ホームページではある程度の情報量があってもよいですが、LPでは情報過多になりすぎないように注意が必要です。とくにLPでは、本の説明は要点を絞り、「なぜこのオファーに関係するのか」だけを端的に伝えるほうが効果的です。

どんな業種・サービスで特に有効か

士業・コンサル・医療など無形サービス

目に見える商品のように比較しにくい無形サービスでは、書籍が信頼形成に役立ちます。「どんな考え方で支援するのか」を見せやすいためです。

高単価・高関与商材

比較検討が長く、慎重な意思決定が必要な商材ほど、書籍の価値は高くなります。高関与商材で書籍が強い理由とも重なる部分ですが、Web導線上でも「納得感の補強材」として機能しやすいでしょう。

代表者の考え方が重要な会社

代表の思想や判断軸がサービス価値の一部になっている会社では、書籍が非常に有効です。書籍があることで、単なるプロフィール以上に人物理解が進みます。

比較検討が長いBtoBサービス

BtoBでは複数人が検討に関わることも多く、情報が残ることが重要です。その意味で、書籍やその抜粋コンテンツはHP・LP上でも使いやすい資産になります。

書籍をHP・LPで活用する前に決めておきたいこと

何の成果につなげたいのかを決める

問い合わせなのか、資料請求なのか、セミナー申込なのか、採用なのか。目的が違えば、書籍の見せ方も変わります。

どのページでどの役割を持たせるかを決める

トップページで信頼補強するのか、代表プロフィールで思想を見せるのか、サービスページで理解促進するのか、LPでCV補強するのか。ページごとに役割を分けると、設計しやすくなります。

書籍のどの要素を見せるかを決める

書影だけなのか、タイトルや要約も見せるのか、著者メッセージまで載せるのか。見せる要素を決めることで、書籍がただの飾りではなく、導線の一部になります。

まとめ

書籍は、出版しただけでは成果になりません。ホームページやLPの中で、信頼補強・理解促進・行動喚起のどの役割を持たせるかを設計してはじめて、問い合わせや資料請求、面談につながる資産になります。

特に、無形サービスや高関与商材では、書籍が「この会社に相談したい」「この人に任せたい」と思ってもらうための強い材料になります。HP・LPでの見せ方まで含めて設計することが、出版を成果につなげるポイントです。

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